F1 ハンガリーGPの見所

いよいよ今日、F1の第3戦ハンガリーGPの決勝レースがスタートする。


ここで、私個人の見所と注目ポイントを挙げてみた。


①上位グループの表彰台争い


今GPの予選、レーシングポイント2台が3番手と4番手に付けるなど、昨年では起こり得なかった事態が起きている。


予選、または決勝のスピードを見ても、レーシングポイントのマシンは非常に安定して速く、タイヤも上手く使い切りやすいドライバーに優しいマシンとなっている。


そこに続く5、6番手がフェラーリの2台だ。

名門チームは今季、優勝争いに絡むことが出来ずにいるが、マシンの特性上、今GPが行われるハンガロリンクは得意としているはずである。

あとはフェラーリ特有の謎戦略が発動しなければ、十分上位に入る力は持っているはずだ。


7番手は我らがレッドブル・ホンダのフェルスタッペン。

昨年予選トップでチャンピオンと死闘を繰り広げたフェルスタッペンだが、予選ではマシンのハンドリングに苦しみこの位置に沈んだ。

潜在的なマシンのスピード、ドライバーの腕を考えればもっと上位を取れると思うので、タイヤ戦略を上手く見つけて上位に食いついていきたい。


②名門ウィリアムズの躍進


今回の予選では、約2年ぶりにウィリアムズが2台15位以内のスタートグリッドを獲得した。

更に、エース格のジョージ・ラッセルは上位チーム、レッドブル・ホンダのアレックスアルボンを上回る12番手スタートとなる。

昨年、ラッセルはこのGPで素晴らしいスタートを決め、大きく順位を上げるなど、持ち前の才能を遺憾なく発揮した。

もし、昨年の再現ができた場合はドライバーズポイントを獲得できる10位以内の走行も夢ではない。

これは3年間苦戦が続くウィリアムズにとって力強い復活への兆しとなるはずだ。


1つ懸念があるとすると、ラッセル、チームメイトのラティフィ共に、F1でのバトルをほとんど経験したことがない。 (これも昨年までのマシン性能の低さによる)

ここが2人の踏ん張りどころとなるはずだ。



簡単にハンガリーGPの決勝に向けての展望を述べた。


なお、上位10台のタイヤ選択は、1位ハミルトン、2位ボッタス、3位ストロール、4位ペレスまでが決勝レースが得意なミディアムタイヤスタート、その他がスタートのみ得意なソフトタイヤスタートである。


レーシングポイント勢はスタートでフェラーリに先行されなければ表彰台に乗る確率は大きく跳ね上がるだろう。